FUTURE INTERVIEW
INTERVIEW_01
デジタルとリアルの
境目のない
「体験の提供」を
伊藤 永恭
- 入社年/
- 2018年(新卒入社)
- 所属/
- ビジネスプロデュース本部
第1ビジネスアクティベーション部
第2DX推進ユニット
※2022年1月取材当時


できるだけ
打席に立つこと
学生時代の就職活動は広告業界に絞っていました。広告を目指したのは、大学のゼミでメーカーとタイアップした商品企画のプレゼンやコンペを経験したことが大きいです。そこで、商品企画以上に商品の訴求や認知、販売方法に興味を持ち、自分の志向が広告領域に近いのだと気付かされました。
この会社に入社できた要因を振り返ると、ひとつはインターンシップで印象を残せたからではないかと思っています。プレゼンのためのお題を与えられたのですが、大学時代のゼミの経験に基づく分析力や、インサイトを徹底的に考え抜く姿勢が評価してもらえたのかもしれません。すごく緊張しながら喋ったのをよく覚えていますが、とにかく打席に立ち、名前と顔を覚えてもらうことを意識していました。たとえ間違っていたとしても、まずは自分の考えをアウトプットする。それが大事じゃないでしょうか。参加するだけというのは、あまりにもったいないですし、打席に立たないと何も伝えられないですからね。

デジタル領域から
生活者の
ココロを動かす
入社1年目から現在に至るまでデジタル領域の部署に所属しており、今はトヨタのオウンドメディア『toyota.jp』の制作と運用、新規ビジネスの開発・提案業務を行っています。広告志望だったのにウェブサイトの制作なのか、とか、そもそもデジタルなのか、などと当初は思っていましたが、『toyota.jp』もトヨタの広告媒体のひとつと考えを切り替えてみたら、やりたかった広告の仕事とあまり差はないように感じられました。
むしろ今の時代において、ほとんどの生活者の目に触れ情報収集に利用されることを考えると、デジタルこそ生活者のココロに影響を与えやすい広告領域だと思っています。街中の買い物でもスマホ決済が普及するなど、デジタルとリアルの境目のない生活が当たり前になってきています。トヨタデジタルでも生活者がオンライン・オフラインの違いを意識せずにサービスを受けられ、最終的にクルマ購入や利用促進につながるような「体験の提供」を生み出し、実現していくことに日々邁進しています。

小さな成功体験を
積み重ねる
この先、少なくとも5年以内にデジタル領域での経験を自分の強みにしたいと考えています。その上で、ひとつのところで満足していてはつまらない人間になってしまうので、新しいサービスを創造し実行できるようになりたいです。何というか、全部できたらいいなと。そのための準備として「Q SESSIONS」と呼ばれる外部講師による社内セミナーなどには参加するようにしています。著名なクリエイターやプロデューサーを招へいした生のセミナーを経験できることは、当社の新規事業ビジネス創出の土壌になりつつあると思います。
とは言え入社4年目の現時点では、正直なところ成功と呼べるようなやり切れた感はまだありません。常に正解が変わり続けているし、一人でやり切れる世界でもないので。ただ、2年目の時点で生活者のニーズ顕在・情報収集~クルマ購入・アフターサービスの体験まで、すべてをデザインしてサービス・企画に落とし込むような戦略策定の上流の部分から、コピーライティングやグラフィックなどのクリエイティブな下流の部分まで、経験に関係なくどんどんチャレンジさせてもらっています。もちろん一人ですべてをやっているわけではないのですが、自分が考えたものが世に出て具体的な効果が出たときは、とてもうれしくなります。成功体験とは呼べない小さな話かもしれませんが、その喜びを積み重ねることで新規事業の創設に大事な生活者目線を養うことができると思っています。


学ばせてくれる
チャンスを
最大限生かしたい
新規事業の創設と拡張は、広告代理店とは一線を画すトヨタ・コニック・プロの重要なポイントです。広告領域の機能を持ちつつ新規事業ビジネスにも取り組んでいますから、今まで以上に探求心・好奇心を持ってさまざまなことにチャレンジしていくことが必要になってきていると感じています。ですので、常に世の中の動きや流行り廃りにアンテナを張って情報収集し、それをどうすればもっとおもしろくできるかなど、自分なりに追及することに喜びを感じられる人であれば、この会社の仕事や雰囲気を楽しめるのではないでしょうか。私としては今後も打席に立ち続け、目の前にあるいろいろ学ばせてくれるチャンスを、最大限生かしたいと考えています。