基本的な考え方
当社グループは、継続的な事業の発展と企業価値の向上を目的とした「もっといい会社!」を目指し、ステークホルダーの信頼と期待に応えるための重要な経営課題の一つとしてコンプライアンス活動を位置づけ、その強化・充実を推進しております。
コンプライアンス活動の狙い (ステークホルダーとの関係)

推進体制・仕組み
社内各部門から選出の責任者から成るコンプライアンス委員会を中心に、年間を通じてコンプライアンス取組みを推進。委員会活動を事務局及び各テーマのエキスパートから成る管理部門がサポートしています。
2021年1月の新会社移行後も改善活動のPDCAに間断なく取り組み、国内子会社も加えたグループ一体推進体制でさらにコンプライアンス・ガバナンス強化に取り組んでいます。
体制図

主な活動
1.監査、点検等の取り組み
事業戦略の実現とトヨタグループの一員としての業務の適正を確保するための整備・運用状況の点検活動を、自社独自及びトヨタ自動車からの要請や連携により実施し、社内経営層及びトヨタ自動車に報告しています。
自主活動
■情報セキュリティ点検(毎月)
■ISO27001認証審査(2005年度より)
■業務監査/業務ヒアリング
■得意先CS調査
■協力会社訪問視察、CS調査
■社員満足度調査、社員ストレスチェックなど
トヨタ自動車との連結コンプライアンス活動
■連結コンプライアンス点検(自社及び国内/海外子会社)
■経理監査(自社及び国内/海外子会社)
■会計監査
■ATSG(オールトヨタ・セキュリティ・ガイドライン)点検/監査
2.情報セキュリティの取り組み

情報セキュリティ統括責任者(CISO)のもと、各部門/子会社/拠点ごとに責任者を配置し活動を推進しています。
ISO27001及びトヨタグループの情報セキュリティガイドライン(ATSG)に準拠し、組織的管理策、人的管理策、技術的管理策、物理的管理策のほか、事件・事故発生時の対応体制の整備を定め、さまざまな観点からの情報セキュリティ確保につなげています。
特に2018年度より、近年増加しているサイバー攻撃などの脅威への対応取組みを強化しております。
3.教育・啓発活動
経営層から従業員一人ひとりにコンプライアンスを浸透させるため、役員、管理職、社員などに対して、年間を通じて各種セミナーやeラーニングを実施しています。(全従業員対象のプログラムは随時実施、期中入社者教育は毎月実施)
また、イントラネットでのサポートデスク対応やマニュアル掲載、コンプライアンス啓発カードの全従業員への配布(毎年)など、日頃の業務上でのフォローやサポートも行い一層のコンプライアンス強化に取り組んでいます。
<これまで実施した主なテーマ例>
・情報セキュリティ ・下請法 ・著作権/知的財産 ・景品表示法 ・独占禁止法
・ハラスメント ・警備業/建設業 ・贈収賄防止 ・反社会勢力排除 ・交通安全 ・人権等
4.相談窓口の設置
従業員や業務関係者などの様々な悩み・苦情・疑問に対して、それぞれに対応した窓口を設置し迅速かつ公正に対処していきます。内部通報制度の窓口については、社外の法律事務所に設置し、相談内容は希望に応じて匿名で扱われ、相談者が特定されたり、不利益を受けるといったことがないように配慮されています。事実関係を調査し、問題が確認された場合は直ちに問題対処に当たります。
主な相談窓口
・トヨタ・コニック・ヘルプライン(グループ従業員対象の内部通報制度窓口)
・トヨタ連結ヘルプライン(トヨタ連結子会社の従業員対象の内部通報制度窓口)
・トヨタ・コニック・ホットライン(取引先従業員対象の内部通報/相談窓口)
・メンタルヘルス等相談窓口(グループ従業員対象の専門機関)