2025.10.30
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岡山県初!自動配送ロボット(中速・中型)が公道を走行 ~次世代技術を活用し、過疎地において持続可能な買い物支援事業を検証~ 岡山県初!自動配送ロボット(中速・中型)が公道を走行 ~次世代技術を活用し、過疎地において持続可能な買い物支援事業を検証~

トヨタ・コニック・プロ株式会社(本社:東京都千代田区神田淡路町 2-101 ワテラスタワー、代表取締役社長:武田 淳一郎、以下「トヨタ・コニック・プロ」)は、経済産業省の「令和6年度補正予算 持続可能な物流を支える物流効率化実証事業」のうち『②買物困難者対策事業:より配送能力の高い自動配送ロボットを活用した実証事業』に採択され、2025年11月19日(水) 9:00~10:30に岡山県の中山間地域において、2種類の自動配送ロボットを使用した公道走行実証実験を行います。

■経済産業省の実証事業について
 物流分野の深刻な人手不足等が懸念される中、特にラストワンマイル配送の領域では、課題解決に資する手段の1つとして、自動配送ロボットを活用した配送サービスの社会実装が期待されています。
諸外国では中速・中型等の「より配送能力の高い自動配送ロボット」の実証実験やルール整備が先行しています。日本においても将来的な社会実装により、物流分野の人手不足解消や、買物困難者対策における利活用など、諸課題の解決に繋げることが期待されるため、国内事業者による実証実験を加速させる目的で本事業は推進されています。

■トヨタ・コニック・プロが本実証事業に取り組む背景
 当社のプロジェクト『地域共創型プラットフォーム このまち市場』では、「超高齢化/人口減少社会において買物困難者含め誰もが住み続けられるまちの機能を維持していくことが困難な中、モビリティによって様々な地域課題を解決し、誰もが楽しく、安心・安全に暮らせる社会を創りたい」というビジョンを掲げています。
そのような中、過疎・中山間地域において、”このまち”の人たちが主体となって取組んでいる買物支援事業に、中速・中型/低速・小型等様々なモビリティの組合せによる適材適所を図るなどトヨタグループならではの知見や技術を加え、将来に渡って持続可能な取組みを創造することを目指して、本事業に応募し採択されました。

■公道走行実験の概要

2025年2月、経済産業省『買物困難者に資する新たな流通事業コンテント』で当社と同時に優秀賞を受賞した一般社団法人よしの(本社:岡山県勝田郡勝央町豊久田394-2、代表理事:瀧上 勤、以下「よしの」)に本事業に参画いただき、よしのが運営する店舗『どんどん市場』商圏内で本実証を行います。
また実証の結果、有効性の高い解決策を全国各地の”このまち”に拡げていくことで、幸せの量産を推進することを目的としています。

※どんどん市場とは
地域住民が出資・運営する共助型事業体である「よしの」が運営する小売店舗。食料品・日用品の販売、地域で収穫された農産物の直売、ガソリンスタンドの運営等の生活サービスを提供するほか、移動販売を兼ねた地域の見守り、建物内の多目的ホール等を活用した多世代の交流など、地域住民にとって欠かせない施設

■今後の展開について
 今回の過疎・中山間地域に限らず、都市部の集合住宅・団地や移動/買物困難者の方なども対象に、全国のさまざまな地域において“地域共創型”の買い物支援事業の構築を目指して参ります。

■地域共創型プラットフォーム“このまち市場”とは
 何かひとつの力に頼るのではなく、このまちに点在する様々な強みを結集すべく、地元スーパー・地元自動車販売店と自治体・社会福祉協議会とが連携し、持続可能な移動スーパー事業を展開することで、地域共創型で地域課題を解決し、幸せの量産と雇用創出に貢献していくことを目指しております。

【コンセプト映像】https://youtu.be/Z5cc40TzeqA

官民連携の取り組みに積極的に参画するとともに、“このまち市場”の全国への展開を加速させ、各地域の課題解決に貢献してまいります。
トヨタ・コニック・プロは、これからもトヨタグループの一員として、“一人ひとりの幸せ”のため、
モビリティ領域から拡がる持続可能な未来に向けて挑戦してまいります。

【本事業に関するお問い合わせ先】
トヨタ・コニック・プロ株式会社
このまち市場セクター 担当:林・鈴木・橋爪
Mail:konomachi-ichiba@toyotaconiq.co.jp

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